フォトリーディングはいわゆる速読法であるが本に書かれた文字を高速に読むといった速読ではなく、本から 必要な知識を速く手に入れるテクニック である。
読書の目的を明確にし、脳全体で本を読み進めて目的を達成する読書方法。脳全体とは右脳と左脳のことである。本を読む目的をはっきりさせることと繰り返し本を読む(見る)反復学習によって学習効率が高まるのである。
フォトリーディングのやり方。
これから読もうとする本からどのような知識を得るのか、何を学ぼうとしているのかを明確にする。そしてページをめくる前に集中した状態を作る。30秒で集中するための方法として「ミカン集中法」を用いる。
ページをめくって目次や見出し、小見出し、索引からキーワードを拾い上げる。これから読もうとする本が自分が目的とする情報が書かれているかを判断する。読むに値しない本であれば読まない。その価値を見極めるための作業であり、キーワードを拾い上げることは内容を俯瞰する作業でもある。
「目的を達成できる」ことを宣言する。これはアフォメーションと呼ばれる肯定的暗示である。
1秒間に1ページの速さでページをめくっていき ページの内容をイメージとして脳に写しとる 。右脳を活用する作業である。ページを見るときには「ブリッジ・ページ」を出現させてフォトフォーカス状態に入る。ブリッジ・ページとは手にした本の周囲の空間を眺めるように視点をあわせることでページの継目にふくらんだ部分のこと。
フォトフォーカス状態で本を読み終えたら「必要な情報は脳に取り込まれた」と終了のアフォメーションを行う。
フォトリーディングから少なくとも20分の間(理想的にはひと晩)をおいて、意識的に本の内容を理解する作業である。新しいキーワードや気になることを質問として書き出してスーパーリーディングとディッピングの作業を行う。
質問事項の該当個所を発見するのがスーパーリーディングであり、本を大まか(セクション毎)に見ていく。スーパーリーディング中に気になったセクション、質問の答えが在る箇所を発見したら簡単にその内容を理解する。これがディッピング(拾い読み)である。
最後に マインドマップ を作成する。
本を 最初から最後までいっきに読む 。内容の理解度や重要性にあわせて読むスピードは柔軟に調整して、必要な時間をかけて読み進めれば良い。理解に苦しむ箇所に遭遇しても内容を理解しようと格闘せずにとにかく読み進める。つまりその時点でわからないことは、技術や知識が欠如しているためであり新たに取り組むべきことでもあるし、文書によっては読み進めるうちに理解の手がかりや答えそのものを発見できる。
このステップは必須ではない。ではどのような時に高速リーディングを行うのか?それは「楽しみ」として本を読みたいとき、漠然と「もっと知りたい」と思うとき、「新たな情報」を手に入れたいときである。高速リーディングが必要となる場面は新しい分野の知識を手に入れようとするときが多いのではないだろうか。当初の目的は高速リーディングを行わずとも達成可能であるが、好奇心がさらに知識を欲するなら高速リーディングの出番になるのだ。
1回のアクティベーションにあまり時間をかけずに、質問や興味のあることが増えてきたらフォトリーディング(上記のステップでいうと1〜3)を繰り返し行う。このとき再度フォトリーディングする目的をはっきりさせる。読み進めるうちに自然と質問内容が具体的になってゆくので理解を深めることができる。 マインドマップも一度で書き上げる必要はないのでアクティベーションの繰り返しで完成させればよい。
技術書やリファレンスマニュアル、分厚い報告書を読むときにかなり効果的な読書法だと言える。小説は楽しみたいと思って読むからこれから読もうとする話に対する目的はないのでフォトリーディングはしない。たまに誰かから借りた本で、話題としていちおう読んだことにしたいとき、最後まで読むのが飽きてきたらフォトリーディングすることもある。
Date: 2007-12-28
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