質問するときに回答の手段も提出しておくほうが良い。 醜い質問には質問が返ってくる。質問者は理想的な回答の形式を用意しておくことで的確な回答を得られるだろう。

例えば、「おいしいラーメン屋を教えてください」と質問されるとき「XXX(店名)が良い」と回答されるのが普通だ。 回答者は質問者がとりあえずおいしいラーメン屋の名前を知りたがっていると判断してラーメン店の名前を回答するのだ。

この質問は質問が繰り返される可能性がある。「XXX(店名)が良い」と回答されていても質問者がその店を知らなければ「その店はどこにありますか?」と再度質問しなければならない。 場合によっては的外れな回答が続くときもあるだろう。上記の例ではそれほど外した回答は起こりえないが、もっと漠然とした質問だとしたら的外れの度合いは大きくなる。例えば「コンピュータはどうやって動いているのでしょうか?」など。

質問者が質問の意図を自分なりに分析して質問文を作成した場合、次のような問いにもなる。

「おいしいラーメン屋を教えてください。日本国内47都道府県のラーメン店でお願いします。 当方が知らない場所(行ったことの無い場所)もあると思うので、 住所とできればGoogle Mapなどの地図情報も併せてお答えください。」

ここまで質問内容が吟味されると回答者は的を得た回答を提出できることは確かだ。

「なぜ人を殺してはいけないのか?」 この問いがブームになったことがありました。回答がでないまま問いは消え去りました。 そりゃそうさ。人を殺してはだめな理由をどのように回答しろと定義していないんだから。 回答の手法を設定していないから議論が延々と続くんだよ。

だから、

  • 「なぜ人を殺してはいけないのでしょうか?哲学者の方に語ってもらいたいです。」
  • 「なぜ人を殺してはいけないのでしょうか?統計学でお答えください。」
  • 「なぜ人を殺してはいけないのでしょうか?ピアノで演奏してください。」(←質問内容の正しさは無視)

誰にどのようなメソッドで回答して欲しいかを質問に加えてやると答えやすくなる。 あくまでも質問者の”欲しい”である。誰にどのような形で答えてもらうのがベストなのかを決定する権利は質問者にある。 もしも回答者が「その質問は他の人に聞いて欲しい」と答えることで、質問者は回答者を変えてゆくことができる。


最終更新日: 2007年11月03日(土) / カテゴリー: 考え方・発想法


Back to top