Google で働く Steve Yegge は「 いいアジャイルと悪いアジャイル 」で Google のソフトウェア開発プロセスについて語りました。彼の文書で Google の成功を支えているプロセスの一面をかいま見ることができます。筆者は彼の文書に影響を受けて Google の成功の秘訣を調べてみました。その結果 Google という組織の特徴を掴む事ができたので、この文書で Google, Inc./グーグル株式会社 に似た組織を作る方法としてまとめました。

1. ミッションを掲げる - 会社が目指すゴール

Google のミッション
Google の使命は、Google 独自の検索エンジンにより、世界中の情報を体系化し、アクセス可能で有益なものにすることです。

ミッションは人類にとって有益なものなければなりません(でないと誰も投資してくれないでしょ?)。理解に苦しむミッションは妄想以外の何者でもありません。妄想の例はダラダラと長い経営理念だったり、人の心を動かそうとする抽象的な言葉の羅列です。本当のミッションは簡潔で誰が聞いても理解が一致する言葉です。

2. ミッションが達成可能であるということを示す

現在の Google は自身が掲げるミッションが現実に成ろうとする姿を世界に示しています。例えるときりがありません。Webページのインデックス数、画像/動画の検索、書物の検索、地図サービス Google Maps など、Google の検索エンジンは世界中の情報を体系化しつつあることを、それをアクセス可能なカタチで私たちに示しています。

3. ミッションを達成する仲間を見つける

Google は2002年の採用に Google 社員一人当たりの時間を87時間も使っていたそうです。Google 社員(Googler/グーグラーと呼ばれる)はこれから仲間になる人物を徹底的に時間をかけて選ぶのです。同じ目標に向かって進むのですから、寝食を共にするくらい仲良くなければミッションの達成はありえません。プロジェクト成功の鍵はプロジェクト目標達成そのものではなく目標に向かって一丸となることです。

魅力的なミッションには人が集まってきます。必然的に人を集める時間より選ぶことに時間が割かれるのです。

4. 仲間の環境を整備する

マネジメントの話。社員には彼らのやるべきことに集中できる環境を提供します。つまり彼らの手を煩わすような無関係な物事をさせないのです。例えば昼食代に気を揉むような自体を避けるために食事を無料で提供したり、次のアイデアを実現する時間を短縮するために最新のコンピュータを導入するなど。

5. あとは彼らに任せる

以上のようにしてミッションを達成する準備が整います。あとは彼ら社員自身でやってくれます。世界が崩壊したりミッションを支えていたパラダイムが役に立たなくなるまでは。。。まぁ集まった連中はパラダイムシフトも世界沈没も解決してくれるだろうけど:)


最終更新日: 2009年05月31日(日) / カテゴリー: 社会・コミュニティ


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