ソフトウェア開発をやっていると、英語の技術文書を読まなければいけない場面が多く、その度に「もっと英語を勉強しておけばよかったなぁ」と思うことがありますよね。 でも、英語を勉強しようと思っても、めんどうで気が進みません。 気が進まないわけは、英語だけを勉強しようとするからだと思います。

私は 趣味と関連づけて英語を積極的に取り入れる ことで英語と難なく付き合えるようになったのですが、 今回は、英日ゲーム翻訳者、矢澤 竜太(やざわりゅうた)さんが提案する英語を学ぶ方法を紹介します。

英語学習を「ゲーム」にしよう

ゲーム開発者にとっての英語は、有用な情報を、より深く、より広く、より早く入手する「ツール」です。 それ以上でも、以下でもありません。自分で一次情報に当たることができれば、より多くの選択肢を得る事ができ、 より良いものを作る手助けになるでしょう。

英語に限らず、新しいツールの扱い方を学ぶのは面倒臭いですが、僕らはいつだって必要に迫られてそうしています。英語なんか、すんげえ便利なAPIとか、プラグインだと思えばいいんだと思います。 苦手意識を持つ必要なんてありません。大事なのは「ツールを使って得られる結果」で、それを求めるからこそ学習を始め、結果としてツールの扱いに習熟すればいいのではないでしょうか。

学習をするのであれば、定期的に肯定的な反応が受けられる(ポジティブフィードバックのループ)学習法デザインにするのが好ましいと思っています。

英語学習をゲームにしてしまうのです。 良質なゲームは長く遊べます。楽しくないゲームは途中で止めます。

学習の手応えを感じる場所を確保することは、学習自体と同じくらい大切です。自分にとって「成果の確認プロセスが楽しい」やり方を模索してください。累計学習時間を記録する、月イチで英会話カフェに遊びに行く、 TOEIC を受けるなど、さまざまなミッションを用意して、その結果に一喜一憂してください(たまにはヘコむのも、よいアクセントだと思います)。 成果を感じた時は、思いっきり喜んでください。最初はフリでも、脳は割と騙されてくれます。

例えば、

  • 大目標:求める情報に自在にアクセスできる能力を習得する
  • 中目標:GDCの講演を理解する、英語で日常会話を続ける
  • 小目標:TOEICの点数を50点アップ、英会話カフェで満足いく会話をする
  • タスク:英語記事を一週間に3本読む、通勤中にPodcastを聞く、月一で英会話カフェに行く

と設定したら、タスクが終わるたびに自信を蓄え(レベル上げ)、小目標で「今日は全然話せなかった......」と時に挫折し、スコアが50点上がったとお祝いし(中ボス戦)、そのループを続けた結果 GDC で質問したりして(ボス戦)、ある日自分がすべてをクリアしていることに気づく、そんな感じです。

ポイントは、必要性に心底納得することと、いちいち楽しむ/悔しがること、そして自分の人生というリソースをどこまで割くのかをきちんと決めること、この3つです。あとは苦しみ楽しんでいれば勝手にハマる、楽しいゲームになるはずです。

ハッピーラーニング!

いかがでしたか?

私は 「 英語なんか、すんげえ便利なAPIとか、プラグインだと思えばいい 」という、この発想に感銘を受けました。

目標設定が難しいという人は、 iKnow という英語学習サービスを利用してみてゲーム的な要素を取り入れた学習方法を体験してみるのも良いと思います。

では。Happy Hacking!


この文書は 矢澤 竜太さんの『英語学習を「ゲーム」にしよう』 から派生した文書です。 クリエイティブ・コモンズ 表示 3.0 非移植 ライセンス の下で利用できます。


最終更新日: 2013年03月02日(土) / カテゴリー: 学習・教育


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