はじめに

この文書はウェブサイト構築に携わるプロフェッショナルな人に向けて書かれている。 片手間で自社のウェブサイトの面倒を見ている担当者には理解できないだろう。

あなたは日々思う。「書籍やウェブサイトで学んだことを実践しても効果が出ない」「業者も当てにならない」と。 あなたが SEO について学んだことはおそらく間違いではない。わたしも Amazon で手に入れた書籍で学んだ。 あなたとわたしが行う SEO の違いは SEO の核心を理解しているか どうかだ。

これからお見せする究極のテクニックはすべて SEO の本質を見抜いたものである。

検索エンジンを開発する身になれ

SEO のスタート地点 はここだ。すべてはここから始まる。

あなたは検索エンジンを開発してみようと想像したことがありますか? 答えがノーなら、今すぐ検索エンジンを作るためのアイディアをノートに書き出してみよう。 続きを読むのはそれからでも遅くない。

「検索エンジンを作る」をテーマにしたノートは、明日からの対策に新たな視点を与え、自信を持って SEO に取り組める。

検索エンジンのミッションはユーザが望む情報を素早く探しだすこと

わたしやあなたが想像した検索エンジンが成すべき事は「 ユーザが望む情報 を素早く探しだす」で共通していることだろう。

このミッションを実現する方法があなたのノートに網羅されているはずだ。 どんなに些細な事でもそのアイディアすべてが SEO に関係する重要な要素である。

検索エンジンはコンピュータ プログラム

検索エンジンはあなたが使っているオペレーティングシステムと同じくコンピュータ プログラムである。 だからコンピュータ プログラムがどのように作られるかを学ぶのは良いことだ。

コンピュータ プログラム一般の構成などを理解していることは SEO にとってかなりの強みとなる。 検索エンジンがウェブサイトをどのように集め、評価を下すかをイメージ できるからだ。

SEO に本気ならプログラミングを学ぼう。

幸いわたしは SEO に関わる以前からプログラマだったし、今もソフトウェアを開発することに情熱を注いでいる。

検索エンジンは人間が作っている

検索エンジンは人間の知能を持って開発されていることを見逃してはならない。

検索エンジンの動作を決定するのは人間 なのだ。だから、あなたが考えだした検索エンジンにより良く最適なウェブサイトを構築すれば、Yahoo! や Google を相手にしても、かなりの確率で SEO を成功させることになる。

Google の開発陣と同じ知識や知恵を手に入れろと言うのではない。ミッションを達成するために、ウェブサイトをどのように評価してゆくか、行き着くところは同じなのだ。

では次章から、わたしが"行き着いたところ"を紹介しよう。

日本語ライティングを学べ

「ウェブサイトに評価を下す」と言った場合、真っ先に思い付くのが 正しい日本語で書かれている かどうかである。

正しい日本語とは「 誰が読んでも理解される知識/手に入れる情報が同じ 」になる文章のことである。 数学の公式と同じで誰がどのように扱っても出てくる答えはいっしょということだ。

検索エンジンはウェブページのテーマを理解するために、ページに書かれている文章を解析する。

そう、 検索エンジンが読み取る内容とあなたが伝えたい内容を一致させる 必要があるのだ。

文章を書く技術がさっぱりわからないのなら、書籍「 考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則 」を推薦しておこう。

HTML の仕様を理解せよ

さて。日本語ライティングを学んで正しい文章が仕上ったなら、次はウェブページとして成立させなければならないことはおわかりだろう。

出来上がった文章を適切に HTML でマークアップできる自信があなたにあるだろうか?

検索エンジンは基本的に W3C の仕様に沿って、HTML 文書を評価する。<li> 要素は何らかの一覧であると見なすし、<p> の箇所はあるトピックが語られていると読み取る。<span> はスタイルを定義するために用いられ、<ol> は順序が意味を成すリストであると理解する。

HTML の各 タグの意味を理解し適切に用いれば、検索エンジンにページの内容を正確に伝えることができる 。 検索エンジンはコンピュータ プログラムなので、「使用されたタグとその定義」というような1対1で対応する処理が得意であるから、HTML の仕様を頭に叩き込もう。

被リンクを自力で増やせ

リンクポピュラリティの復習

検索エンジンがキーワードとウェブページの関連付けを行う仕組みはハイパーリンクにあることは知っているだろう。Google を始めとする検索エンジン達は、ウェブに特有のハイパーリンク構造を利用してページの評価を行っている。

Google の人気の秘密より:

ページAからページBへのリンクをページAによるページBへの支持投票とみなし、 Googleはこの投票数によりそのページの重要性を判断します。 (中略) 「重要度」の高いページによって投じられた票はより高く評価されて、それを受け取ったページを「重要なもの」にしていくのです。 こうした分析によって高評価を得た重要なページには高いPageRankTM (ページ順位)が与えられ、検索結果内の順位も高くなります。

ハイパーリンクで用いられる文言 - アンカーテキストは参照先のページ内容を示す働きがあり、検索エンジンはまず アンカーテキストから参照先のページの内容を推測する

つまり、 ハイパーリンクを辞書のように機能させる ことでキーワードとその意味を検索エンジンに与えることができるのだ。具体的にいうと、あらゆるウェブページがこのページを「人工知能」というキーワードでリンクすれば、「人工知能」というキーワードでこのページが検索結果に出現するのだ。これは 検索エンジンに用語の新しい意味を与える 手法である。

被リンクを増やす方法

被リンクを増加させる方法を伝授しよう。それは、 いくつものウェブサイトを立ち上げて上位表示の対象となるページへリンク する。もちろんリンク用に立ち上げたサイトはリンク先と関連するテーマでなければ上位表示の効果は薄れる。

リンク用サイト間でリンクを張ることはタブーだ。リンクファームと判定されてアウト!

他人が管理するウェブサイトはいつ消えて無くなるかわからないから リンク用サイトは自分で管理 する。

ひと晩にして数百〜数千ものリンクを増やすのもダメだ。 被リンク数は1〜2ヶ月に1個程度でゆるやか に伸ばさなければならない。なぜなら見ず知らずのサイト群が一挙に同じページにリンクを張るのは不自然だからだ。

ということは地道に新しいサイトを構築するだけの工数をかけるほうが自然に被リンク数が増やせる。 問題は新しいサイトのコンテンツだ。他人のページをコピーしてはスパムと判定されるのがオチだし、他人のコンテンツを改変してゆくのも骨の折れる作業になる。

そこで、新しいコンテンツの作り方:

  • 外国語のページを翻訳する
  • 機械的に文章を作成する

詳細は割愛するが、コンテンツをゼロから考えなくていいのでとても作業が楽になる。

以上だ。どうだろう。特にこの章の内容は 実践した者だけがかなりの得をする 。人生そんなに甘くない。

もちろんリンク用に立ち上げたサイトは忘れずに各検索エンジンに URL を登録しておこう。

ビッグキーワードでの上位表示はスモールキーワードを意識する

ビッグキーワードでの上位表示はサイトに大きなトラフィックを生むため、誰もがビッグキーワードでの1位表示を望んでいる事だろう。ここではビッグキーワードで上位表示するためのコツを紹介する。

その前に、ビッグキーワードの意味を解説しておこう。

ユーザーの検索意図が曖昧なキーワードをビッグキーワードと呼ぶ。例えば「SEO」というキーワードはSEOの言葉の意味を検索しているのか、SEOの手法を探しているのか、この語だけではユーザーのモチベーション(動機)が曖昧であり、検索の意図が抽象的あるいは広義に解釈できるのだ。従ってビッグ(広義)なキーワードと呼ばれる。

一方で、狭義に検索の意図を想像できるキーワードをスモールキーワードと呼ぶ。 例としては「google SEO」や「yahoo SEO」である。これらのキーワードはgoogleについての最適化手法やyahooについての検索エンジン最適化方法を探していると解釈できる。意味の狭い(スモールな)キーワードなのだ。

ビッグとスモールの中間にあたるキーワードはミドルキーワードとも言うことを覚えておこう。明確な定義は難しく具体的なキーワードをみて適材適所で分類すべきだろう。

さて、検索エンジンはビッグキーワードで上位に表示させるページをどうやって判定しているのか?

ビッグキーワードで検索してくるユーザーは検索の動機が曖昧であるために、どういった情報を提供して良いのか見当がつかない。そこで、モチベーションの曖昧さを補うためにはミドルやスモールキーワードを含むコンテンツを有したサイトのページを上位表示する傾向があるのだ。

良い例は Wikipedia だ。 Wikipedia には大量のコンテンツとそれぞれのトピックに関連するページが豊富にあるため、検索エンジンも「このサイトのページを検索結果に表示しておけば、ユーザー自身がサイト内を巡回して本当に望んでいる情報に行き着くだろう」と判断しているのだ。

スモールキーワードに分類されるキーワードを含むページが大量にあればあるほど、サイト内部の最適化のみでビッグキーワードの上位表示も可能だ。

キーワードの種類と検索数の多さは基本的に反比例する。1ワード、1フレーズあたりの検索が多いのはビッグキーワードに分類されるが検索語の多様性に乏しい。

big-middle-samll

上の図のピラミッドを支えているスモールキーワードがなければビッグキーワードでの上位表示は砂上の楼閣で終わることを肝に銘じておこう。スモールキーワードの無いサイトの上位表示はスパムや一時的な流行りで終わるのだ。

SEO の答えは検索エンジンが自ら語る

SEO を意識した構築で意外と見落とされている要素が 検索サイトで公開されているガイドライン だ。 ガイドラインは 検索エンジンの運営側が上位表示の近道を書いたもの だ。いくつかのリソースを掲載する。

ガイドラインに記述された各項目の解説はあなたの検索エンジンのアイディアをまとめたノートに書いてあることだろう。

さいごに

もしも、この文書のテクニックが流行すれば検索エンジンが何か対策してくるのではないかと想像するだろう。 だが心配はいらない。 ここに書かれていることは全て SEO の正攻法であり、インターネットを豊かにする手段 だから。

関連ページ

  • SEO テクニック - 筆者の経験から導き出された SEO に有効なテクニック一覧

最終更新日: 2010年10月23日(土) / カテゴリー: ウェブサイトの構築と運用


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