Unix系のOSを管理するスクリプトなんかを調べるなかで「システム管理者に求められるスキル」というページを発見。興味深い内容だったのでまとめておく。
情報システム(つまりコンピュータ群)を管理する者を4つに分けて、それぞれに必要なスキルが列挙されている。
4つの管理者レベル:
- アシスタント管理者
- システム管理者
- 中級システム管理者
- 上級システム管理者
1から順に高度な能力を求められる。上位の管理者は下位の管理スキルを達成していることは当然だ。
アシスタント管理者
- 少なくとも1台の機器を管理できる
- コンピュータやシステムに詳しくない一般ユーザーと,口頭や電子メールなどで適切にコミュニケーションできる
- 稼働中のシステムのコマンド(一般ユーザー向け)の意味を理解し,操作できる(例えば,システムで使用している各種OS を一般ユーザー権限で利用できる)
- 手順書に従って,一連の作業を実行できる(例えば,パッチ・アーカイブと適用手順書が揃っていれば,適切にパッチを適用できる)
システム管理者
- 下位の管理者(アシスタント管理者)が持つべきスキルを持っている
- 少なくとも5台から10台の機器を管理できる
- 少なくとも1人のアシスタント管理者に指示できる
- アプリケーションの利用方法や管理対象の機器に対する基本的な手順書を作成できる
- 稼働中のシステムのコマンド(管理者向け)を操作できる(例えば,システムで使用している各種OS を管理者権限で利用できる)
- 1〜2種類のコンピュータ言語を利用し,システム管理業務の負荷を低減できる(例えば,C言語を利用して管理業務を効率化するプログラムを作成できる)
- 上位のシステム管理者の指示と指導に基づいて,適切に作業できる(例えば,あるパッチを適用するよう指示を受けた場合,自分でセキュリティホール・データベースから情報やパッチを入手し,適用可能かどうかについて上位のシステム管理者の判断を仰いだ後,適切に適用できる)
中級システム管理者
- 下位の管理者(システム管理者)が持つべきスキルを持っている
- 少なくとも10〜50台の機器を管理できる
- 少なくとも2〜5人のシステム管理者に指示できる
- システム管理やセキュリティへの脅威に関する対策方法を新規に立案し,実行できる
- 上位のシステム管理者に対して,必要な情報を収集して報告できる
- ユーザー向けの各種文書を,上位のシステム管理者によるレビューを受ければ作成できる
- 下位のシステム管理者に対して,適当な指示が与えられる
- 問題点の切り分けを適切に行え,独自に対策を施すことができる(例えば,ある脆弱性に対する対応策がベンダーから提供されていない場合でも,セキュリティ関連のWebサイトやメーリング・リストなどといった複数の情報源から情報を収集して,代替案を立案し実施できる)
- システム稼働に必要な設定を計画および立案し,実際に作業を行える(例えば,管理対象のシステムへのアクセス・コントロールを設定できる)
- 2種類あるいはそれ以上のコンピュータ言語を利用して,システム管理業務の負荷を低減できる(例えば,シェル・スクリプト や Perl,Tclなどのスクリプト言語を利用して,管理業務を効率化するプログラムを作成できる)
- 利用中のシステムに関する脆弱性を見極めることができる(例えば,公開用Web サーバーはイントラネット用サーバーが被る以上の脅威にさらされていることを理解し,ログその他の情報から,サーバーの正常な動作状態とそうではない状態を区別できる)
上級システム管理者
- 下位の管理者(中級システム管理者)が持つべきスキルを持っている
- 下位のシステム管理者を統括できる
- 予算獲得に必要な計画を立案できる
- 対外的な公開文書を作成できる
- 管理対象のシステム全体に関する計画を立案できる
システム管理者になりたい
システム管理と言うけれど上級管理者ともなればビジネス マネージャですね。僕はソフトウェア開発を生業にしてきたしスクリプトやそれなりに大きなプログラムが書けるけど、複数のコンピュータが相互に依存したり協調するようなシステムを想定した開発は経験がないので大規模なシステム管理は不安だ。それにセキュリティの側面についても情報収集能力とかリスクの見積りも甘いな。OS も Windows は全く触らないしね。今のスキルじゃシステム管理者に依頼されてプログラムを書く、ただのプログラマです。
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