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はじめに
SEOというのは 検索結果の上位に表示させる技術ではない ことはご存知のとおり。SEOというのは 検索エンジンにページの内容を的確に伝える技術や方法論 なんです。この文書は SEO の仕事に関わる筆者の経験則ですので他の SEO エンジニアと意見が異なるかもしれません。
ページタイトル
ページの内容を表す言葉にする。meta 要素の description と混同しないように。会社名やサイト名は要らない。それらのブランドが活きる場合は別。実績あり(自動車関係のサイトで)。
サイトの信頼度を上げる
以下のコンテンツを設けておく。
- 利用規約
- 運営者/著作者の情報
- 法に基づく表記(ECサイト)
- ページ毎の更新日時
- コピーライト
- ライセンス/使用許諾書
- 免責事項
- 問い合わせ手段(メールアドレス、メールフォーム)
独自ドメインも必須と言ってよい。ウェブの世界観が徐々にオフラインの世界観に近づいている。検索エンジンもそのような事情をふまえて進化している。だからサイトの信頼性が必要になってきている。検索エンジンの内部ではユーザーの行動を反映して、これらの要素を評価するようになってきているということです。検索エンジンはユーザーの行動履歴から「上に挙げてような要素をもつサイトがどうやら人気らしい」と判断しているのです(どうやってユーザーの行動履歴を取得しているかはここでは無視する)。
ドメイン名
独自のドメイン名を取得しましょう。英語のサイトを立ち上げる場合はドメイン名にキーワードを含めるようにしましょう。スペルが似たドメイン名も取得しておいて、メーンのサイトにリダイレクトしましょう。日本語ドメインが流行りそうな予感もあります。
早くページをインデックスしてもらう方法
- Gooogle Webmaster Tools にある Sitemaps の利用。
- Yahoo! Site Explorer の利用。
- Web フィード (RSS/Atom) の導入。
- 頻繁に更新する。(ファイルの作成日だけ変更するようなバカな真似は無駄)
- 人気のあるサイトからのリンクを獲得する。
- 新しいページの場合はサイト内の主要なページからリンクする
検索エンジンが無くても本当にそんな作り方をするのか
CSS を駆使してエレメントを HTML 構造の流れに反するポジションに配置していないだろうか? この世にロボット型検索エンジンが無くても本当にそんなコーディングしますか?え?まだわからない?「ソース上は下部に位置するエレメントを CSS を使ってページの上部に無理矢理置くな」ってことです。
visibiilty: hidden; とか display: none; で 見た目の関係でテキストを非表示にするのは推奨しない と Matt Cutts 氏が言ってます。
Meta 要素
必要。ページの概要をつかむには meta 要素とページタイトルを読む事が手っ取り早いのは人間も検索エンジンも同じ。ここだけの話 author とか copyright とか書いておく方がいいよ!こういうのは profile っていうんだけどねー。
Yahoo! は新規ページに対して meta 要素を重視してる予感(2007年5月現在)。
meta の keywords, description が軽視される傾向もありますが、Yahoo!のクローラーが meta 要素の description をインデックスしているか site 構文で確認できます。検索結果のスニペットに description が表示されているかを確認してください。当サイトの例は次のリンクで見ることが出来ます。
http://search.yahoo.co.jp/search?p=site%3Awww.codereading.com Yahoo!検索 - site:codereading.com
Google でも description の文章をインデックスしているのを site 構文で確認できます。
http://www.google.com/search?q=site%3Awww.codereading.com site:www.codereading - Google Search
関連サイトへのリンク
関連する他のサイトへのリンクを設けておけば、そのサイトのテーマを的確に伝えることができる。もちろん外部のサイトは人気のあるサイトが良い。例えば SEO 関連のサイトだったら 住太陽さんのサイト にリンクする。
また、読者/訪問者に次の手を教えてあげるという意味でも関連サイトへのリンクは重要である。
Google のウェブマスター向けのガイドライン にも次のように書いてあります(2007/4/23現在)。
サイトの準備ができたら ・他の関連するサイトをリンクします。
この意味がわからない人はウェブの歴史を調べると想像がつくかもしれません。検索エンジンはウェブと共に進化します。
サイト内部のリンク
ツリー構造が良い。リンク構造がツリーであることは コンテンツが適切に分類されている ことを示している。ページ間のリンクはクロールにも影響するようなので、できるだけ無駄で無意味な参照関係は無くすほうが良い。
「グローバル メニュー」なんて呼ばれているすべてのページに設けられているリンクもページ毎に変えるべきだと思う。ナビゲーションやユーザービリティの設計でこのあたりはかなり悩むところだけど、ページの下部に位置させるのは良い考え方だ。
どうしてもインデックスされないページや早くインデックスして欲しい新しいページは サイト内のすでにインデックスされているページからリンクを設けるとインデックスされやすくなる 。リンク元のページはホームページなど主要なページであると効果的だ。「それほど重要でないページからのリンクでも3つから5つのリンク数があればクローラーはページを発見してインデックスする(可能性が高くなる)」というのが筆者の経験則である。「3つから5つのリンク数」に着目されても困るので「Google のウェブマスターツールを使ってインデックスされているページのサイト内におけるリンク数を見て判断するのが得策だろう」とも言っておこう。
Google PageRank
無視してよいが、 検索順位にページランクが影響する割合はおよそ50% と結論付けた人もいる(情報源を失念した)。
文書の構成と文章の構造
論文のような形式が良い。冒頭にテーマの概要なり、テーマの重要な部分を記述するんだ。
文章構造は HTML で適切にマークアップすること。適切なマークアップとは HTML の仕様で説明されている意味を理解してマークアップすることを言う。見出しなら 'h'eading、段落なら 'p'aragraph、一覧なら 'li'st など。XHTML だとコンピューターにとってやさしい文書になるけど、検索エンジンの開発エンジニア達の技術力を察すると、タグのネスト構造がおかしいなど、人間も理解しがたいソースにならなければ W3C の仕様に厳密に従う必要はない。けれども標準を守るということは 「IE だけがサポートする記法」など、余計なことに労力を奪われないので W3C の仕様はすぐに参照できるようにしておこう。仕様どおりに書いているのに出力結果がどうしても気に食わないならブラウザの実装を疑おう。
キーワードを意識し過ぎる文章はダメ
キーワード出現頻度が X% から XX% が良いなどとささやかれているからと言って、かならずしも出現頻度を調整する必要はない。それよりも関連性のある語との距離を考えるほうが良いと思う。極論としては 自然な文体 だろうね。
その昔は「SEO、SEO、SEO」の繰り返しも多少の効果があった。
施策の効果は気長に待つ
毎日のように対策を行う必要はない。ある時行った修正が検索結果に反映されるのは検索エンジンの都合なので、毎日検索順位なんか調べても無駄だよ。立案に沿った頻繁な変更ならば許容範囲だが、キーワードの調整をしながらサイトの構造を変更してしまうなど、ふたつ以上の要素を変えては本当の効果がわからない。ボクなんかはたいてい1ヶ月くらいは放置する。待ってる間に新しいページが作れるでしょ?
きれいなソースが良い
コンテンツとレイアウトの分離はよく言われるけれど、その効果は実感し難い。僕はこのサイトを運用していて、やはりシンプルで構造が整ったHTMLが良いと感じた。
wiki システムが出力する JavaScript や無駄な要素が満載の HTML ソースと、自分で書いた静的なページが検索結果に現れる時間に違いがあった。厳密に調べたわけじゃないけど、wiki を運用してから3ヶ月ほどでようやく wiki のページが検出されたのに対し、自分で書いたコードだと2〜4週間もすれば検出される。もちろん URL も関係してくるんだけど、検索可能になるまでの時間が遅いということは検索エンジンがページの解析に手間取っていると推測できる。
パラメータ付きの URL には気を付けろ
動的に出力されたと推測できるパラメータが付く URL はマイナス要因。検索エンジンは、「動的に出力する仕組みがあるということは、無価値なページを沢山生成できる」と身構えている。SEO スパムを排除することには本当に熱心だから「CMS で構築されたサイトには気を付けろ」という経験則は当然もっているだろう。
PHP のセッション管理にも気を付けろ
古いシステムだと session.use_trans_sid が有効になって構築されてるんじゃないかな。無効にするなり、 異なる URL なのに内容が同じページの生成を防ぐ 仕組みに変更しておこう。
キーワード選び - ニッチ市場をねらう
検索語としてよく使われるワードでの SEO に精を出すなら ロングテール 戦略のほうが良い。SEO の成果は集客につながるから、目的を達成したいならポピュラーなキーワードばかりに目を奪われないこと。
http://www.searchengineguide.com/bailey/005362.html Keyword Strategies ? The Long Tail
誰もやっていなさそうなこと
「将来発生するであろう事態に備えたキーワード設定」。例えば「2020年 ノーベル賞」とか「yahoo 倒産」のように、将来起こりうる出来事で多数の人が検索するであろう事態に関連するキーワード(コンテンツ)を用意しておこうというアイデアです。自分自身でやったことないけど結構自信のある企画です。検索エンジンがこんなことに対処するコストを掛けないだろうと思うので。
将来に備えるという意味では 社会の動きに翻弄されるのではなく自ら仕掛ける と考えると楽しいかも。仕掛けるだけのチカラも必要でしょうけど。。。
SEO を超えて
サーチエンジンはユーザーが欲する結果(情報)を返そうとしている。この事は サーチエンジンがユーザーを攻略しようとしている ことを意味する。だから我々もサーチエンジンに最適化するばかりでなく人間に最適化されたウェブサイトの構築を心がけるべきだ。
重要なのは、大勢の人の目にあなたがどう映っているか(「目玉」)ではなく、それに反応(コンタクトを取る、買い物をする、その他、彼らに望みたい行動なら何であれ)する人がどれだけいるかということなのだ。
私は私やあなたが想像する以上にサーチエンジンの技術は優れていると思っている。検索結果がそう見えなくともバックエンドの技術は相当練り上げられたものである。だからまずはサーチエンジンのガイドラインに沿う施策を行うのが良いと考える(ガイドラインが嘘なら手の施しようがないけれど)。