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この動画は再生できません

この動画は再生できません 』という謎解きミステリードラマを観ました。

テレビ神奈川で放送された番組が Amazon Prime Video で配信されていたのを視聴しました。

Amazon prime video で『この動画は再生できません』を観るには、ここをクリック

視聴のきっかけはTwitterでした。推理作家の綾辻行人さんが「「安楽椅子探偵」シリーズも彷彿とさせつつ、独自のホラーミステリ作品」と投稿されていたので興味を持ちました。

作品のあらすじ

1話完結型の謎解きホラーミステリドラマです。

ホラーDVD「ガチ怖」シリーズの編集マンが、視聴者から寄せられたホラー動画について不審な点を指摘し、動画の背景にある新事実に気づくという流れです。

番組は1本26分で、前半に問題編となる動画が流れ、後半に編集マンの謎解きがあります。

全4話を簡単に紹介します。

第1話「死者から来た呪いの動画」
廃墟を探索している女子高生たちの動画。そこにはいくつもの驚愕の場面が映っている。映像の出来事は本当なのか?やらせなのか? ※第1話は日本では 映倫 のPG-12に該当する作品です。12歳未満の年少者の観覧には、親又は保護者の助言・指導が必要です。
第2話「消えた配信者」
生配信中に霊が映ったという動画。心霊動画に続いて、配信者が途中で退席して行方不明になるというドッキリであったがその真相は?
第3話「事故物件」
若い男女が不動産のセルフ内見をしている動画。最後に幽霊が映っているやらせ動画に見えたが。。。
第4話「呪われた社内ビデオ」
新人社員の手によって制作された広告代理店会社の「新卒採用PR動画」。この動画は公開後すぐに削除されたらしいが、そこに込められたメッセージは?

感想

めちゃくちゃおもしろかったです。

第1話を観たときは、問題編と解決編という構成がわからなかったので、問題編の動画のところで「退屈なホラーだな」と感じなくもなかったのですが、解決編に入ると「そんなところに違和感があったのか!」と思わず一人で声が出そうになるほどでした。

私が印象に残ったストーリーは第1話と第4話です。

第1話は女子高生たちが心霊スポットで恐怖体験をするというものです。夜中に視聴していてショッキングな場面でドキッとほんとうに驚いたのと、動画の真相について心が痛む背景があり印象に残りました。 ちなみに、第1話はPG12マークの作品で、どっきり系のホラーや流血場面のある戦争映画・ドラマが苦手な人は閲覧しないほうが良いです。

第4話は、問題編にあたる動画は、求職者向けに会社を紹介する普通の動画なのですが、最後の数十秒に違和感があるので動画全体にも何か秘密や謎があるだろうと思わせます。伏線が映像に散りばめられていて、それらをつなぎあわせると意味がわかるというものです。 動画に込められたメッセージが実際にありそうなので、巷の会社紹介動画を見て疑心暗鬼になるんじゃないかと思いました。そのくらい謎の構成がよくできています。

4つのストーリの解決編を担当するのは、 お笑いコンビ・かが屋 の二人が演じる編集マンの江尻(えじり)とオカルトライターの鬼頭(きとう)という人物ですが、怖い動画のあとに笑いを誘う場面もあって、ドキドキした恐怖感を和ませてくれて良い演者だと思いました。

最後の最後にもオチがあって、よくできたミステリードラマです。本格ミステリ好きの人におすすめします。

おわりに

私にとって『この動画は再生できません』はヒット作品です。

放送局がテレビ神奈川なので、関西在住の私にはドラマの存在を知る機会は、まずありません。 今回はたまたまTwitterで知りましたが、ミステリー小説や映画・ドラマの話題が集約された媒体やツールがあれば良いなと思っています。

「ミステリーの話題を追っかけてます。」というTwitterアカウント

この動画は再生できません (2022)
満足度(最大星5つ)
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本作以外のミステリー小説や映画・ドラマ作品の感想文も書いています。 「推理小説・映画」の一覧ページ からご覧ください。

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最終更新日: 2023年01月14日(土) / カテゴリー: 推理小説・映画