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プログラミングに最適なノートパソコンの選び方/おすすめ機種紹介

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ソフトウェア開発のプログラミングに最適なノートパソコンの選び方を解説します。

プログラミングのためのノートパソコン選びの要点は、最新のプロセッサと十分な RAM を搭載していること。そしてソースコードをできるだけ広く表示して読むことができる大きさのディスプレイを選ぶことです。

プログラミングによって何を開発しているかも考慮します。ゲームを制作しているのであれば、ゲームの動作テストができるように性能の高いグラフィックス カードを搭載した製品を選ぶことも必要です。

プログラミングのためのハードウェア要件

プログラミングのためのノートパソコン選びの要点は、最新のプロセッサと十分な RAM を搭載していること。そしてソースコードをできるだけ広く表示して読むことができる大きさのディスプレイを選ぶことです。

プログラミングによって何を開発しているかも考慮します。ゲームを制作しているのであれば、ゲームの動作テストができるように性能の高いグラフィックス カードを搭載した製品を選ぶことも必要です。

2023年10月時点で、推奨するハードウェアの要件です。

プロセッサー/CPU

マルチスレッド・タスクの処理能力を重視します。AMDとインテルの2種類ありますがどちらでも良いです。プロセッサー以外のスペックが同じなら、AMD搭載製品はインテルに比べて少し安価です。

AMD プロセッサーの場合

AMD Ryzen 7000,6000,5000 シリーズのなかから AMD Ryzen 7 か AMD Ryzen 5 を選びましょう。

シミュレーションやグラフィック処理など計算量が多いアプリケーションやコンパイルに時間のかかるソフトウェアならCPUコア数、スレッド数が多い AMD Ryzen 9 か AMD Ryzen 7 がおすすめです。 ゲーム開発は最高性能の AMD Ryzen 7000 シリーズから AMD Ryzen 9 を選びます。

ウェブアプリケーションの開発であれば AMD Ryzen 5 でも十分です。ただし Docker などミドルウェアも自分のパソコンのなかで動かすのであれば AMD Ryzen 6000 シリーズを選びます。

インテル プロセッサーの場合

第13世代以降の Core i7 か Core i5 を選びましょう。 世代はプロセッサー名のハイフン「-」に続く2桁の数字で判別します。例えば「Core i5-1335U」なら「13」、「Core i7-1365U」なら「13」です。

メモリー/RAM

メモリーは 最低限 16 GB で、規格は DDR4 または DDR5 を選びます。規格はプロセッサーにも依存するのですが DDR5 が最新です。

ストレージ

SSD M.2 PCIe-NVMe で、容量は 512 GB 以上をおすすめします。

現時点でストレージの種類は SSD で、規格は M.2 PCIe-NVMe の1択しかありません。

容量については、画像や動画を大量に扱うことがないプログラミング用途なら 256 GB でも足りそうですが、個人のスマホデータのバックアップなど趣味や家庭用途を兼用するのであれば、プログラミング以外に使う容量も考えて 512 GB あったほうが良いです。

グラフィックカード/GPU

3Dゲームの開発をしないのであれば CPU に内蔵されたグラフィックカードで十分です。

プロセッサーがAMD なら「Radeon」、インテルなら「UHD」か「Iris Xe」になります。

ゲーム開発の場合は NVIDIA のグラフィックカードが搭載されたノートパソコンを選んでください。 グラフィックカードの性能について、この記事では詳しくは説明しません。

ディスプレイ/モニター

ディスプレイの解像度はアスペクト比16:9のFHD (1920 x 1080) かアスペクト比16:10 の FHD+ (1920 x 1200) 、WUXGA (1920 x 1200) を選びます。 プログラミング向けに調整された解像度は無いので、標準的な仕様であれば問題ないです。

一般的な画面解像度
名称 横x縦サイズ
FHD 1920 x 1080
FHD+ 1920 x 1200
WUXGA 1920 x 1200
WUXGA+ 1920 x 1280

数字が大きいほど解像度が高く、画面内に表示できる情報量を増やせますが文字など見た目が小さくなります。

外部のモニターを接続する場合は、HDMI 接続で出力解像度が最低限 FHD (1920 x 1080) に対応しているか確認します。

ディスプレイは解像度以外に「マルチタッチ対応/非対応」や「光沢/非光沢」といった選択肢があります。

マルチタッチについては、プログラミング作業で画面へのタッチ操作は不要なはずなので「非タッチ」で良いです。 光沢の「あり/なし」については、目への負担が少ない「光沢なし」を選んでください。

プログラミング向けのおすすめ機種

万能な機種

「万能」とは、画面サイズと解像度、価格、プロセッサー、メモリー、グラフィックスの機能すべてで、中間的な性能を有する製品を指します。 価格もそこそこに、可能な限りのニーズを満たせる製品です。

ここで紹介する製品仕様を基準として、実際に開発するモノや作業環境に合わせてスペックを考えることを推奨します。

ThinkPad X1 Carbon Gen 11

ThinkPad X1 Carbon Gen 11

「万能」としておすすめするのは Lenovo の ThinkPad X1 Carbon Gen 11 です。

価格は20万円を超えますが「万能」であるためにやむを得ない価格です。

最も安い価格での構成。

  • プロセッサー : インテル® Core™ i5-1335U プロセッサー
  • グラフィックカード : CPU内蔵 (インテル® Iris® Xe グラフィックス)
  • メモリー : 16 GB LPDDR5-6400MHz (オンボード)
  • ストレージ1 : 256 GB SSD M.2 2280 PCIe-NVMe Gen4 TLC OPAL対応
  • ディスプレイ : 14" WUXGA液晶 (1920 x 1200) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応

プロセッサーにはインテルの Core i5 を搭載し、16GB の RAM と 256 GB の SSD、グラフィックは Intel Iris Xe です。プログラミングに必要な性能をクリアしています。

性能をアップグレードしたモデルではプロセッサーが Core i7 、RAM が 最大32GB、SSD が最大 1 TB を選択できます。

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持ち運びしやすい機種

本体のサイズが比較的小さくて持ち運びしやすいノートパソコンを選ぶなら、一般的には13インチか14インチの画面サイズで選ぶことです。

13インチなら ThinkBook 13s Gen 4

ThinkBook 13s Gen 4

Lenovo の ThinkBook 13s Gen 4 はプロセッサーがインテル Core i5 、RAMは最大16GB、SSDが最大512GBから選べます。

さらにバッテリー持続時間は最大 約17.8時間で十分な駆動時間です。ディスプレイも最近のスタンダードなWUXGA (1920x1200)で不満はありません。

そして持ち運びのポイントとなる本体重量は約 1.23kgと軽量です。

2023年11月現在で価格が10万円未満なので、パソコン本体の予算を抑えて残り予算は 周辺機器 を充実させるために使うのも良い考えです。

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14インチなら ThinkPad T14 Gen 4

ThinkPad T14 Gen 4

筆者がこだわる14インチ ノートパソコン のなかでもプログラミングに使える製品が Lenovo の ThinkPad T14 Gen 4 です。

プロセッサーはインテル Core i5 か i7 を選択でき、RAM は 16GB を基本に最大 32GB、SSD が 256GB から最大 1TB にカスタマイズ可能です。 さらにバッテリー持続時間は最大 約21.7時間という、飛行機などの長時間移動にも最適です。

ディスプレイを Dolby Vision パネル搭載の2.8K (2880x1800) 有機ELモデルにすれば、とても鮮やかで見やすいビジュアルを得ることができます。

重量は1.3~1.4kgと14インチでは比較的持ち運びしやすい重さです。

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比較的安価な機種

日曜プログラマー(趣味でプログラミングを楽しむ人)や、それほど高性能なものを必要としないソフトウェア開発企業で働いている場合、ノートパソコンに20万円近く出費するのは難しいでしょう。

そういった場合、10万円を下回る価格でありながらプログラミングに必要なスペックを備えた製品があります。

ThinkBook 14 Gen 6 (AMD)

ThinkBook 14 Gen 6 (AMD)

安価な製品の選択肢の1つが Lenovo の ThinkBook シリーズ です。

なかでも ThinkBook 14 Gen 6 (AMD) は AMD Ryzen 7000シリーズ の Ryzen 5 に、メモリは 16GB、ストレージは SSD の 512GB を搭載、ディスプレイは非光沢の14インチ WUXGA液晶 (1920 x 1200)のモデルがあります。

スペックはプログラミングの要件として申し分ありませんが、安価なだけにキーボードや筐体が安っぽい作りになっています。

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タッチスクリーン対応機種

プログラミングにタッチスクリーンが欠かせないという方におすすめするのが Lenovo の 2-in-1 ラップトップ IDEAPAD Flext 5シリーズ です。

IdeaPad シリーズは趣味や家庭向け製品として 2-in-1 パソコンでありながら10万円以下のモデルも多く、手ごろな価格で手に入れることができます。

IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)

IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)

IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型 (AMD) は 画面比率 16:10 の14.0型 WUXGA IPS液晶 (1920x1200) のマルチタッチパネルを搭載し、ディスプレイが360度回転するコンバーチブルデザインの 2-in-1 ノートパソコンです。

スペック違いのバリエーションがありますが AMD Ryzen 7000 シリーズプロセッサー搭載し、RAM 16GB、SSD は 512 GBのモデルが主流で、どのモデルもタッチペンが付属します。

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おわりに

プログラミングに要求されるスペックを理解すれば、最適なノートパソコンを選ぶことは難しくありません。

コア数が多くマルチタスクに優れた最新のプロセッサと 16 GB 以上の RAM を搭載していること。

ゲーム開発などグラフィック機能が重視される場合や生成AIなど GPU を使用する科学技術計算ソフト開発用途なら、ゲーミングノートパソコンのようにディスクリート GPU 搭載のノートパソコンを選ぶことです。


最終更新日: 2023年11月03日(金)