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がプログラマになるまでの軌跡。

  • 17才:商業高校情報処理科でプログラミングの授業を受ける
  • (高校卒業後、パソコンとは無縁になる)
  • 24才:パソコンを入手。Windows 98 。ソフトウェアを作りたいと思ったが Windows 98 ではプログラミング環境を整えるのにコンパイラというものが必要らしい。ボーランドのフリーコンパイラを入手。何をやってよいのかさっぱりわからない。質問する人もいない。インターネットにもつながっていない。2、3ヶ月に1冊程度プログラミング関係の入門書 - C言語入門などを購入していた。ソフトウェア=GUIアプリケーションだと思っていたので、GUIアプリの開発を望むも Windows 98 では高価なソフトウェアが必要だということを知り、プログラマになるのを半ばあきらめる。
  • インターネット開通。プログラマになる夢をみていたら、いつの間にかホームページの作成が趣味になっていた。ホームページの内容はアングラとか哲学についてだったと思う。何かの拍子に Linux に出会う。Linux を使えば無料ですごいプログラミング環境が手に入るということでさっそく飛びついた。パソコンは OS がなければただの箱だということは知っていた。(Windows の再インストール繰り返していたよな。。。)
  • 25才: RedHat Linux 7 生活が始まる。C言語の入門書ではGUIアプリケーションなんて作れないことに気づく。GTK の本を買う。さっぱり理解できない。ホームページ作成の延長でCGIとかいうプログラムが動いているのを知る。プログラムで自分のホームページを動的にできることを知る。 Bash というのがプログラミングに使えることを知るも、どう使ってよいかわからない。
  • 25.5才:PHPと出会う。PHPの入門書を2冊ほど手に入れて自分のホームページに設置するカウンターを作ってみたところ、プログラミング/ソフトウェアを作るということが自分なりにわかった。そして自分のアイデアを形にする作業=アプリケーション開発を始める。この頃作ったのはパスワード管理のWebアプリケーションだった。MySQLも使っていた。もちろんLinuxを使って開発していた。ディストリビューションは SuSE だった。
  • 26.5才:Web制作会社にPHPプログラマとして就職することになる。

この後は、インターネット環境もあることだしプログラミングに関する知識はどんどん吸収できた、さらに幸運なのは PHP プログラマとして会社員になったことだ。先人たちがそばにいる最高の環境だ。

プログラムが何なのか自分なりに理解できてからは「これって高校のときに勉強したよな〜」と、とろけるようにコンピュータの仕組みなどがわかるようになった。

「どうやったらプログラマになれますか?」「プログラムを書けるようになるには?」といった質問に答えるのは難しい。自転車の運転を教えるのとはまた違う難しさがある。自転車は身体が習得するけれど、プログラミングは頭脳で覚えるものだから。

オープンソースのソフトウェアはプログラミングの概念やアプリケーションの仕組みを理解する助けとなった。20代半ばでプログラマへの道を選んだ私を支えてくれた。

プログラマになる一番の近道は「既存のアプリケーションを分解/分析してみる」ことだ。機械式時計の仕組みを知るのに設計図を読むだけでは無理がある。目の前にある時計のネジを外してまたそれを自分で組み立てるような作業を繰り返す事で、時計の構造と設計を知る事ができる。また、その時計を成り立たせている各部品がどのように作られているのかを追求すれば時計博士と呼ばれるだろう。ソフトウェアも同じく部品から成っている。各部品がどのように作られているかを知る事でコンピュータそのものを理解出来るんだ。

コードを読め 、いじれ、ときには破壊して泣き叫べ!


最終更新日: 2011年10月29日(土) / カテゴリー: プログラミング・ソフトウェア開発