IIJmio のメリットと契約前に知っておきたいおすすめポイント

プラン豊富で料金が安い

IIJmio ではデータ容量が2GB〜20GBまでのプランが用意されています。自分のスマホの利用状況に合わせて最適なデータ量を選べます。

このデータ容量によって月額の基本料金が決まります。

データ容量とは1ヶ月に使えるインターネットの通信量のことです。

目安を以下に示しておきます。外出時にスマホでインターネットを使うときの目安です。自宅では Wi-Fi で宅内のインターネット回線を使っていると想定していますので、自宅での使い方ではありません。

2ギガ

1週間に数えるほどしか外でスマホを使わない。メールやLINEのトーク、地図でお店の場所を調べたり、乗り換え時刻検索など必要最低限に限る。

4ギガ

毎日メールやLINEのトークを使う。TwitterなどSNSも空き時間に見る。ゲームしない。動画、音楽のストリーミングサービスは利用しない。

8ギガ

暇さえあればスマホを使う。動画や音楽のストリーミングはたまに利用する。

15ギガ

暇さえあればスマホを使い、ゲーム、動画、音楽を頻繁に利用する。

20ギガ

何も気にせず使いたい。自宅も宅内のインターネット回線というのは契約していなくて、インターネットにつながるのはスマホだけ。

1ギガ〜

特殊なプランなので、この記事では提案しません。音声通話付きプランでは選択するメリットはありません。

IIJmio 公式の料金シミュレーション では次のような提案となっています。

ドコモ回線とau回線を選べる

IIJmio には2種類の回線があり、ドコモ回線の「タイプD」とau回線の「タイプA」を選ぶことができます。

回線の違いは簡単に言うとタイプDはドコモのスマホ向け、タイプAはauのスマホ向けの回線ということです。

今使っているスマホを継続して IIJmio に乗り換えるときに、ドコモから乗り換える人はタイプDを選び、auから乗り換える人はタイプAを選べば良いのです。

残念ながらソフトバンク回線は無いので、ソフトバンクのスマホをお持ちのかたは「SIMロック解除」という手続きをしないと使えない場合があります。

このように2種類の回線を選択できるのは格安SIMの中でも IIJmio が先行して始めたサービスです。

通信速度が安定して速い

格安SIMの難点としてどうしても大手キャリアよりも通信速度が落ちてしまうという傾向がありますが、IIJmio は比較的安定して速い通信速度です。

私は IIJmio を長く使っていますが、au の時よりも速度が遅くなりすぎて困ったなんてことはありません。普通使っているぶんには大手キャリアとの差は感じません。

ただし、昼休みの時間はみんなが一斉にスマホを使い始めるので、どうしても回線が混雑してしまい通信速度が遅くなる場合があります。

次の図が IIJmio の平日のダウンロード速度を表したグラフです。

昼「0.3 Mbps」と表示されていて朝や夜よりも数字が小さいので速度が遅いことを示しています。 確かにお昼休みの時間帯は遅くなってしまうことが多いですがTwitterやLINEのチェックをするくらいなら使えます。お昼の時間は動画を観たり、データ通信を多用するゲームは難しいです。

次の図は日曜日のダウンロード速度です。

土曜日、日曜日をはじめ学校や会社が休日となる日は、1日を通して極端に速度が落ちる時間帯は無い様子です。

正直、通信速度を優先したい場合には IIJmio への乗り換えはおすすめしません。ドコモやauの大手キャリアのままのほうが良いです。

• 通信速度の計測に使ったツール

余ったデータ容量を翌月に繰り越せる

IIJmio の データ容量の有効期限はデータ容量が付与された月の翌月末日まで で、使いきらなかった通信量は翌月に繰り越してくれます。

例えば「4GB のプランを契約していたけれど、3GB しか使わなかった」というときは、残りの 1GB を自動で翌月にその通信量を繰り越してくれます。そして次の月は毎月付与される基本の 4GB と余りの 1GB を合計した 5GB まで使えます。

また繰り越し分が優先的に消費されるようになっているので通信量を無駄なく使うことができます。

どうしてもデータ容量が足りないときは、有料で「ギガプラン専用追加データ量」か「クーポンカード」で容量を増やすこともできます。

また次に説明するデータ容量の「シェア」や「プレゼント」機能を使ってデータ容量をうまくやりくりすると、容量の不足を解消できることもあります。

データ容量をシェアできる

IIJmioには「 データ容量のシェア 」という無料の機能があります。

同一契約(同一ID)内のギガプラン回線の中で、データ容量をシェアできる機能です。

ひとつの契約IDで最大10回線まで利用でき、シェアしたい複数の回線を一つのグループ(シェアグループ)にし、そのグループ内で合算したデータ容量を分け合うことができます。

シェア機能はいつでも解除することができ、SIMの種類(音声SIM、データ通信専用SIM、eSIM等)や容量(2GB～20GB)に関係なく利用できます。

グループを解除する際は、データ容量の移行(プレゼント機能)を利用し、余ったデータ容量を他の回線に配分することが可能です。

シェアされたデータ容量は、有効期限の短いものから使用されます。

また「シェア」に加えて「データ容量の移行(プレゼント)機能」もあります。

こちらは同一ID内の回線において、データ容量を移すことができる機能です。例えば、データ容量が不足している回線に対し、他の回線のデータ残量から10MB単位でデータ容量を移行することができます。データ容量の有効期限は引き継がれます。

2年縛りや違約金も一切なし

IIJmio の 最低利用期間は利用開始日の翌月末日まで で、違約金と呼ばれる解約時の手数料はありません。

なので、IIJmio が嫌になればすぐに解約することができますし、お試しで気軽に契約するということもできます。解約手続きは会員専用ページでオンラインでできます。

大手キャリアも2年縛りの違約金・解約金という制度が廃止されていますが、実際は2年ごとに機種変更しないと基本料金が安くならないといった仕組みがあります。IIJmio にはそうしたユーザーにわかりにくい仕組みや料金設定がありません。

他の格安SIMだと最低利用期間が12か月だったり契約解除料が存在するのですが、IIJmio にはそれがないというのもメリットですね。

お得なキャンペーンも実施される

IIJmio は毎月のように新規申込みや乗り換えの費用がお得になるキャンペーンが開催されています。

この記事を書いている時点では「4年連続シェアNo.1記念キャンペーン」として、

• 契約時の初期費用半額
• データ容量が1年間毎月1GB増量
• 他社からの乗り換えでスマホ代が最安110円から購入可能

と、お得に IIJmio を利用できる特典があります。

また、春や秋頃に各社スマホメーカーから新しい端末が発売される時期には旧モデルのスマホが安く買えたりします。

契約前の人だけでなく契約後の人も対象となるキャンペーンも実施されるので、最新情報はしっかりとチェックしておくことをオススメします。

ちなみに私は端末の安い時期を狙って、過去に4台も IIJmio から新品スマホを購入しています。