重要
この文書は『 ノートパソコン購入ガイド 』の一部です。文書の文脈に不明な点がある場合は はじめのページ から読み返してください。
本記事では DELL のノートパソコン である Latitude と Inspiron の違いを紹介します。
どちらを購入するか迷っている人のために情報提供することが目的であり、単純なカタログスペックの比較は DELL の公式サイト やパソコン専門誌( ASCII 、 PC Watch ) などのレビュー記事を参照ください。
DELL のオンラインストアでは購入時に製品がカスタマイズできますが、価格や仕様などは何もカスタマイズしない最小構成価格で評価しています。
2024年11月時点の情報です。
対象ユーザー
対象ユーザーに対して機種の選択肢の多さを 〇 △ × 記号で比較しています。
対象ユーザー | 説明 | Latitude | Inspiron |
---|---|---|---|
個人 | 予算重視、ニーズに合わせて幅広い製品ラインナップ | 〇 | 〇 |
法人 | 充実したセキュリティ機能、Windows 11 Pro 標準搭載、複数のタスクを同時に処理できる高い性能、遠隔やオンサイトサポート | 〇 | △ |
ゲーマー・クリエーター | 高速なCPU、大容量メモリとストレージ、高いグラフィック処理能力、応答速度の速い鮮明なディスプレイ | × | × |
Latitude はビジネス向け、 Inspiron は個人の趣味や学生が授業で利用するのに適しています。
価格帯
価格帯ごとの機種の選択肢の多さを 〇 △ × 記号で比較しています。
価格帯 | 説明 | Latitude | Inspiron |
---|---|---|---|
低価格 10万円未満 | 動画視聴だけや学校の課題をこなすだけなど単一作業が中心で少しくらい性能が低くても良い廉価なモデル | × | 〇 |
中価格 | ビジネスパーソンやクリエイターがマルチタスクをこなせるスペックで価格とのバランスが取れたモデル | 〇 | 〇 |
高価格 20万円以上 | 高性能を求めるゲーマーやプロフェッショナルの現場に必要なスペックを搭載するハイエンドモデル | 〇 | × |
ビジネス向けに高性能や高機能の Latitude の価格が高い傾向です。 Inspiron は予算に応じて選びやすいものの、基本的に安価な製品は性能も低い部類になることに注意しましょう。
性能
性能について、説明の列に記載したスペック以上の機種の選択肢の多さを 〇 △ × 記号で比較しています。
性能 | 説明 | Latitude | Inspiron |
---|---|---|---|
CPU | Intel Core i5 / Core Ultra 5 / AMD Ryzen 5 以上を搭載したモデルが主流 | 〇 | 〇 |
メモリ | 16 GB 以上を搭載したモデルが主流 | 〇 | 〇 |
ストレージ | 512 GB 以上を搭載したモデルが主流 | 〇 | 〇 |
バッテリー駆動時間 | 約10時間が主流 | (公式情報が無く評価対象外) | (公式情報が無く評価対象外) |
OS (Windows 11) | 主流のエディション | Home, Pro どちらも選択可 | Home, Pro どちらも選択可 |
Latitude も Insprion も性能面で選択肢の多さは十分にあります。 説明に記載した要件は文書作成や動画視聴を難なくこなせる比較的高性能ですので、その分価格は上昇することになります。
ディスプレイ
ディスプレイについて機種の選択肢の多さを 〇 △ × 記号で比較しています。
ディスプレイ | 説明 | Latitude | Inspiron |
---|---|---|---|
画面サイズ | 優劣は無し。主流の画面サイズを記載 | 13型、14型 | 14型 |
解像度 | WUXGA(1920x1200 16:10)以上を高解像とする。WUXGAモデルが主流 | △ | 〇 |
タッチパネル | 対応の有無 | 13機種 | 3機種 |
2 in 1 | 対応の有無 | 7機種 | 2機種 |
ディスプレイサイズでは13型が多い Latitude が携帯性に優れています。 Inspiron も14型が主流で持ち運ぶことは可能です。WUXGA は Full HD (1900x1080)に比べて縦に広い解像度なので 画面内の情報量が多いことが特長です。 タッチパネル、2 in 1 を見つけるにはほぼ Latitude から選ぶことになります。
セキュリティ
機能 | 説明 | Latitude | Inspiron |
---|---|---|---|
顔認証・指紋認証 (Windows Hello) | 対応の有無 | 〇 | 〇 |
TPM | Windows 11 では必須なので評価しない | ||
Kensingtonロック | △ | △ |
ノートパソコンには標準でカメラが搭載されているので顔認証に対応しています。 どちらも十分なセキュリティ機能を備えています。
デザイン
ここでいうデザインは”設計”のことを指しています。美的造形のことではありません。
デザイン | 説明 | Latitude | Inspiron |
---|---|---|---|
携帯性 | 13~14型モデルが主流 | 〇 | △ |
耐久性 | MIL規格準拠モデルが主流 | 〇 | 〇 |
拡張性 | 最低限 USB Type-C, Type-A / HDMIを搭載 | 〇 | 〇 |
Latitude は仕事での持ちが媚びを重視した13型の製品が多いです。 14型は30分の移動でもずっと持っているのはしんどいので、どうしても軽量な製品が欲しい場合には Latitude の13型(13インチ)を選択する必要があります。
(※)MIL規格とは米国国防総省が制定した品質基準のことです。品質のテスト条件には、衝撃、振動、高温、低温、湿度が含まれます。
ビジネス向けの Latitude、 幅広い用途の Inspiron
『 DELL ノートパソコン製品シリーズの違い・比較 』で説明した内容の繰り返しになりますが、ビジネス目的ならLatitude、個人の趣味や学業、家庭で使うなら Inspiron を選択します。
Inspiron は家庭向けと言えども本格的な 3D ゲームには対応していませんので、ゲームをやりたい場合は DELL のなかでも Alienware(エイリアンウェア) や Gシリーズ から探しましょう。
DELL のノートパソコンを安く買うには
DELL 公式のオンラインストアで『クリアランスセール』と題して、台数限定、特別価格モデルがラインナップされています。
また Latitude の場合は「 おすすめビジネスノートパソコン 」のページ、 Inspiron は「 おすすめノートパソコン 」のページにお買い得製品がまとまっています。