
重要
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本記事では VAIO の個人向けノートパソコン のシリーズ別の特徴を紹介します。
VAIO のノートパソコンは製品の特長でシリーズが分かれています。 2025年7月時点で4つのシリーズがあります。
- F
- S
- SX
- Pro (※)
(※) 法人向けの「Pro」シリーズ は本記事では紹介しません。
この記事の目次
シリーズ比較表
シリーズを価格、性能、用途で比較します。
性能と用途については私個人の経験にもとづく評価です。 この記事を書いている時点で私は自宅で Lenovo の ThinkBook 14 Gen4 AMD (※)を使用中でして、この製品スペックを中間の位置づけとして良し悪しを判断する目安にしています。
(※)比較製品が他社製ではありますが、どのメーカーであってもCPUやメモリなど同じ仕様の部品を搭載していれば性能の違いはほとんど無いので比較することができます。
価格と性能
価格と性能の評価を「低」「中」「高」の3段階に分けてます。
オンラインショップで購入できるカスタマイズ品は一部「低」評価のスペックになりますのでご注意ください。量販店モデルではすべて「中」以上の性能です。
シリーズ | 本体価格 | 本体予算 | 性能 |
---|---|---|---|
F (F14/F16) | 中~高 | 15~24万円 | 低~高 |
S (S13) | 高 | 18~33万円 | 低~高 |
SX (SX12/SX14-R) | 高 | 26~51万円 | 中~高 |
価格は2025年7月現在。
性能の「中」判定となるスペックの目安は以下の通りです。
CPU: AMD Ryzen 5 7000シリーズ または Intel Core i5 13世代 / Core Ultra 5 メモリ: 16GB SSD: 512GB
業務用途
どのシリーズもビジネスで使える性能を有しています。 事務用途・動画視聴・ウェブ/ドキュメント作成・テレワークなどには最適です。いっぽう動画・画像編集や科学技術系の業務ではスペックによっては中規模用途では快適に使えますが、高度なクリエイティブや3Dゲーム・配信用途にはスペック不足です。
業務内容の違いは、パソコンにかかる負荷の違いとして認識してください。 評価を「◎=最適」「○=適性がある」「△=適性があまりない」「☓=不適」の4段階に分けています。
シリーズ | RAW画像・映像編集 | 科学技術計算 | ソフトウェア開発 | 2D,3Dグラフィック制作 | ライブ動画配信 |
---|---|---|---|---|---|
F (F14/F16) | △ | ○ | ○ | △ | △ |
S (S13) | △ | △ | ○ | △ | △ |
SX (SX12/SX14-R) | △ | ◎ | ◎ | ○ | △ |
シリーズ | プレゼン資料作成 | データ入力 | ビデオ会議 | 写真・動画視聴 |
---|---|---|---|---|
F (F14/F16) | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
S (S13) | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
SX (SX12/SX14-R) | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
家庭向け・ゲーム用途
すべてのシリーズで家庭や趣味、学業の利用に適合します。不向きなのは大容量サイズの写真加工・映像編集や最新の3Dゲームです。最高水準のグラフィック性能は期待できません。
評価を「◎=最適」「○=適性がある」「△=適性があまりない」「☓=不適」の4段階に分けています。
シリーズ | 動画視聴 | ブラウジング | 写真加工 | 年賀状作成 | チラシ作成 |
---|---|---|---|---|---|
F (F14/F16) | ◎ | ◎ | ○ | ◎ | ◎ |
S (S13) | ◎ | ◎ | ○ | ◎ | ◎ |
SX (SX12/SX14-R) | ◎ | ◎ | ○ | ◎ | ◎ |
シリーズ | 家計簿 | 3Dゲーム | ビデオ通話 | ライブゲーム実況 |
---|---|---|---|---|
F (F14/F16) | ◎ | ☓ | ◎ | ☓ |
S (S13) | ◎ | ☓ | ◎ | ☓ |
SX (SX12/SX14-R) | ◎ | △ | ◎ | ☓ |
シリーズ別解説
ここからはシリーズ個別に特長や用途を解説します。
上の比較表で示したことを、やや詳しく文章で説明しています。
F (F14/F16)
- 『普段使いに“ちょっといい”性能』として、標準性能に位置づけられたシリーズ
- ディスプレイサイズが14型(F14)と16型(F16)の2種類で持ち運びしやすい大画面FMV のノートパソコンのなかでスタンダードに位置づけられたシリーズ
- 量販店に並ぶカスタマイズしない標準モデルでは Core 5 プロセッサーと 16GB のメモリ、512GBのSSD を搭載しており、オンラインショッピング、文書作成、動画視聴など普段使いを余裕でこなせる
- USB Type C/Type-A、 HDMI、有線LAN、ヘッドフォン出力装備
- カメラもマイクもあるのでオンライン会議、リモート授業もOK
- 指紋認証、顔認証に対応
- 画面サイズは14型(F14)と16型(F16)の2種類
- 価格は幅広い。2025年7月時点での購入予算は15〜24万円
【代表的なモデル】 VAIO F14 (2025年6月発売モデル)

S (S13)
- 持ち運び重視のモデル
- 重量は約 1kg と軽量。500ml ペットボトル2本分
- 性能はFシリーズと同じく『普段使いに“ちょっといい”性能』でCPU、メモリ、ストレージどれも快適な仕様
- 毎日学校へ持ち運ぶ学生や外出の多いビジネスユースに最適
- バッテリー駆動は動画再生時約8時間、アイドル時は21時間と十分
- 映像制作など高負荷な処理を要するクリエイティブワークは不向き
- 画面サイズが13型のみ
- 価格は高い。2025年7月時点での購入予算は18〜33万円
【代表的なモデル】 VAIO S13 (2025年3月発売モデル)
SX (SX12/SX14-R)
SX12 の特徴
- 「ハイエンドコンパクトモバイル」という位置づけ
- 画面サイズが13型の S13 よりもさらに軽量で重量は約900g
- メモリは 16GB で他シリーズと同じ容量
- 高性能かつ低消費電力な CPU と 高速 SSD を搭載
- カスタマイズすればSIMカードを挿してデータ通信できる「ワイヤレスWAN」にも対応
- 画面サイズが12.5型
- 価格は高い。2025年7月時点での購入予算は約20万円から。
【代表的なモデル】 VAIO SX12 (2023年6月発売モデル)
SX14-R の特徴
- 個人向け製品の大画面最上位モデル
- ビジネス用途でも性能面は問題なし
- CPU の性能が高く、AI 処理やゲームや動画編集にもある程度対応できる
- バッテリー駆動時間は動画再生時でも約10~14時間とロングライフ
- 重量は約1kgで、画面サイズが小さいモバイルモデル S13, SX12 と同程度に軽量
- 画面サイズは14型
- 価格は高い。2025年7月時点での購入予算は約25万円から。
【代表的なモデル】 VAIO SX14-R (2024年11月発売モデル) VJS4R18

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